ダイキャストとも言われ、加工方法及びその加工方法で製造された製品を指す言葉です。
(例えば「亜鉛ダイカスト」という言葉は、その製品自体と加工方法の両方を指します)
金型で行う金属鋳造のひとつで、複雑な形状のものを大量生産できる金属の加工方法です。
金型に溶けた金属を圧力を加えながら入れ込むことで、他の鋳造と比較して
精度の高い鋳物を比較的短時間に生産することができるという特徴があります。
ダイカストで使用される合金は様々ありますが、アルミニウム合金と亜鉛合金が
よく利用され、鉄やステンレスでは通常使用されません。
※ここでいう「高い精度」「短時間」「製品肌の美しさ」等は、
他の鋳造方法と比較しての話であり、他の金属加工の方法と比較して
という話ではありません。
金属鋳造のひとつで、溶湯を砂で作った鋳型に流し込み、冷やして目的の形状にする
金属加工です。流し込んで作るので、目的の形状が自由曲線で構成されていないと、
製造が出来ない場合があります。
砂型鋳造は、ダイカストに比べて製造単価は高いが型代が安くて済み、
ダイカストよりも少量で製造しやすいため、ダイカスト品の試作や
少量の生産に向いていた加工方法になります。
(加工手順は三協ワシメタル様のページが分かりやすいです。)
ただ、砂型ですので寸法精度が低く表面も悪いため、製造後ブラストやヤスリがけ、
精度がある程度必要な場合はフライス等の加工が別途必要になります。
そのため、形状によっては最初からマシニングで作った方が安上がりな場合があります。